奈良・法輪寺「木造薬師如来坐像」【重要文化財】

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奈良・法輪寺「木造薬師如来坐像」【重要文化財】

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造立年

  • 592年(崇峻天皇5年)から710年(和銅3年)※飛鳥時代
大きさ

  • 像高:110.6cm
造立方法

  • 一木造り
材質

  • 楠(クスノキ)
重要文化財指定年月日

  • 1902年(明治35年)4月17日
発願者

  • 山背大兄王
作者

  • 鞍作止利

薬師如来の読み方

法輪寺の境内には難しい漢字の表記で読みにくい名前の仏像や堂舎がありますが、薬師如来坐像は「やくしにょらいざぞう」と読みます。

奈良・法輪寺「薬師如来坐像」の歴史・由来・特徴

法輪寺・薬師如来の造立年代は飛鳥時代であると云われており、奈良・法輪寺に伝わる寺伝では、山背大兄王が一族の繁栄を祈願して「鞍作止利(くらつくりのとり)」と呼称される仏師に彫らせたものであると云われています。

かつては境内の金堂で安置されていた仏像で、1960年に最新設備の講堂が再建され「講堂(収蔵庫)」に安置されています。

平安時代以前の像は、「一木造り」と言われる技法で造立されてきましたが、平安時代の中頃を過ぎると「寄木造り」と言う技法が生まれ、像の肉(皮)は薄く、より仏像を精密に形作ることが可能になり、さらに長持ちさせる精度が上がって行きます。

一木造りの大きな特徴としては、内部をエグり取り外気と像の心部との温度差を無くしヒビ割れを防ぎます。

この薬師如来坐像は飛鳥時代に造立されたにも関わらず、ほぼ造立当初の姿を留めており、造立当初の姿を留めた「飛鳥時代の木彫り如来像」としては最大規模のものです。

薬師如来坐像は「施無畏(せむい)」の姿勢で造立されていることが多く、左手には「薬壺(やくこ/やっこ)」と呼ばれる小さな壺を持っているのですが、この像は薬壺を持っていませんので、これは年代判定の基準の1つともなります。

しかし、一説よると古代中国・500年頃の仏像の造立技法が取り入れられているとも云われております。

その理由のとして、同世代に同じ仏師(鞍作止利)により造立された「法隆寺釈迦三尊像」と対比された時、「二重まぶた」「半笑い無き直線状の唇」「着衣を2枚着用」「着衣が左右非対称」などが挙げられています。

尚、後背は後の時代で修繕されたものなので色が少し残っています。

法輪寺・薬師如来坐像の安置場所

法輪寺・薬師如来坐像は境内の奥の講堂で安置されています。

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