奈良 法隆寺・西円堂【国宝】

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奈良 法隆寺・西円堂【国宝】

法隆寺・西円堂

創建年

  • 不明
  • 推定:718年(養老2年/奈良時代)
再建年

  • 1250年(建長2年/鎌倉時代)
建築様式(造り)

  • 八角宝形造り
    (八角円堂)
  • 四面扉
  • 一重
屋根造り

  • 本瓦葺
重要文化財指定年月日

  • 1901年3月27日
国宝指定年月日

  • 1955年2月2日

法隆寺・西円堂の読み方

法隆寺には、難しい漢字の並びのお堂や仏像などが多数あります。

ここ、法隆寺・西円堂の読み方は「ほうりゅうじ さいえんどう」と読みます。

法隆寺・西円堂の歴史・見どころ

法隆寺・西円堂「薬師如来坐像」

法隆寺・西円堂・薬師如来坐像西円堂の最大の魅力は、「薬師如来坐像」です。

「薬師如来坐像」の読み方は「やくしにょらいざぞう」です。

西円堂の薬師如来坐像は、「乾漆造り(かんしつつくり)」で造立されており、「漆(うるし)」を「麻布(まふ)」で塗り固めた像で、乾漆造りで現存している像としては日本最古とも云われています。

1953年には国宝認定を経て、現在に至ってもこの西円堂で大切に安置されています。

また、法隆寺・西円堂の薬師如来坐像は行基菩薩(行基)の作と云われており、少し小高い山の上に西円堂があることから「峯の薬師(峰の薬師/みねのやくし)」と呼ばれ、古来から変わらず崇敬を集めています。

像高は「2m25cm」で、少し怒ったような強ばったお顔されております。

しかし、それとは逆に大変、徳の高さを感じることができ、幾世分も集積された霊験を感じずにはいられまん。


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西円堂の御本尊・薬師如来のご利益

この西円堂の御本尊・薬師如来は「耳の病にご利益がある」とのことから、古来から「錐(きり)」を奉納する風習があります。

つまり「ふさがった耳の穴に錐で穴を開ける」の意です。..キリキリキリ..ヒっヒっヒっ..。ギゃ~(恐)!!

他にも、健康長寿、病気全般において平癒にもご利益があります。

刀剣と鏡

数ある古文書の記録によると、古来ではお堂の中に置けないほどの数の「刀剣」や「鏡」「錐(きり)」が奉納されていたようです。

これらは主に「男性は刀剣を奉納」し、「女性は主に鏡を奉納」し、「耳に病を患う者は錐を奉納」して病気の平癒を願ったと云われております。

実は、現在もこの西円堂の内部の薬師如来坐像の周囲には、刀剣や鏡が残されたままの状態で安置されています。

1872(明治5)年の調査では「刀剣が6742本」、「鏡が6065個」あったと記録されており、これらのほとんどは現在、法隆寺の保管庫へ大切に安置されています。

他にも1866年(慶応2年)年、時の天皇である「孝明天皇」が病を患い、その平癒を願って「白銀100枚」が寄進されたと云われております。

西円堂の鏡の奉納

法隆寺の西円堂では、現在でも「鏡を奉納する法要」が執り行われています。

日程は例年、10月8日に執り行われ、法要名を「大般若転読法要(西円堂奉納鏡奉納)」といいます。

この法要は近年から開始された「新しい行事」で、1994年(平成6年)に「銅鏡」が奉納されたのを期に、これを祈念として、現在に至るまでの毎年、10月8日の10時から執り行われています。

この銅の鏡は、平安時代の日本最古の鏡を模して作られており、もとのオリジナルを「松喰鶴・図円鏡(まつくいつる・ずえんきょう)」と呼称するそうです。

「松喰鶴」とは「柄」のことで「鶴がクチバシに松の木の枝木」をくわえた様相が「円形の鏡に合わせて描かれた絵図」となります。

なお、鏡奉納は一般の方でも可能で「初穂料は1枚2万5000円」となっております。

ご利益は「病気平癒」や「健康祈願」「家内安全」「長寿祈願」です。

ご家族に病を患っておられる方や、おじいちゃん、おばあちゃんを想われる方は是非。

受付は法隆寺・寺務所まで

法隆寺・西円堂の鐘

法隆寺・西円堂・鐘法隆寺・西円堂の東側には梵鐘があります。

この鐘は、かの詩人の正岡子規も聞いていたとされており、毎日の刻を告げる鐘です。

子規が存命中であった頃は、「朝6時から夕方18時までの間」で、約2時間の刻を梵鐘で告げたそうです。

しかし、現在では残念ながら「朝8時から夕方16時までの間」までしか鐘の音を聞くことができません。

西円堂の梵鐘を聞くことができる時間

・朝8時、朝10時、正午(12時)、午後2時、午後4時

法隆寺・西円堂の鐘の音色は、けっして大きく派手ではないですが、長い年数を経てきた独特の音色がします。

ちなみに、子規の有名な句に「柿食えば鐘が鳴るなり・・」があります。

一説には、この句の中の「鐘」とは「西円堂の梵鐘」を指し示すとも云われております。

子規が聞いて名句を生み出したとされるこの鐘の音色を聞きたい方は、上記の時間に合わせて西円堂へ参拝してください。

法隆寺・西円堂に存在した「幻の舞台」

法隆寺・西円堂にはかつて「京都・清水寺」と同様に「木造の舞台」が造営されたようです。

この舞台は、1880年(明治13年)に造営され、けっして大きな舞台とは言えませんが、西院伽藍はもとより、東院伽藍も一望できたと云われております。

しかし、その30年後、木材の老廃により再建には至らず撤去となったそうです。

法隆寺・西円堂の行事

西円堂修二会

・2月1日~3日(午後1時・午後5時)

西円堂鬼追式(追儺式)

・2月3日(午後7時)

西円堂奉納鏡奉納転読法要

・10月8日(午前10時半)

西円堂薬師護摩

・10月8日(午前10時半)

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