法隆寺で木といえば南大門前の松並木の「松」がシンボルのようなものですが、法隆寺境内にもわずかですが桜が植栽されており、春になれば見頃を迎えまする。
以下では法隆寺境内で桜が見える場所と見頃時期をご紹介します。
法隆寺の桜が観れる場所と見頃(開花状況)
南大門をくぐり抜けると、そこは西院伽藍と呼ばれる場所ですが、まずは西院廻廊や大講堂脇、西院から東院へ向かう、東大門前の主参道となる道筋を進みます。
効率を求めるのであれば夢殿から→東院伽藍→東大門→西院伽藍→中門→西円堂‥‥と進むのも良い。
🌸奈良全体の平均的な開花日と満開日🌸
- 平年:3月28日🌸
- 平年:4月4日🌸
2023年🌸奈良の開花宣言
- 3月20日:開花
- 🌸3月28日:満開
【ピヨ🐣コメント】
2023年度は暖冬だったので梅花は一週間ほど開花が進み、君の影を追いかけて青春を駆け抜けるかの如くに、そのまま気温が変わることなく、桜花も一週間ほど素敵に開花が早まった。
2022年🌸奈良の開花宣言
- 3月25日:開花
- 🌸3月27日:満開
【ピヨ🐣コメント】
2022年度は近鉄奈良駅近くの東大寺へ確認したところ、3月26日12時時点で咲き始めということだった。
2021年🌸奈良の開花宣言
- 3月21日:開花
- 🌸3月30日:満開
【ピヨ🐣コメント】
2021年度も暖冬だったので梅花は一週間ほど開花が進み、君の影を追いかけて青春を駆け抜けるかの如くに、そのまま気温が変わることなく、桜花も一週間ほど素敵に開花が早まった。
開花宣言(開花予想)とは?
開花宣言(開花予想)は本数の多いソメイヨシノに限定して気象庁が観測した結果に基づき出されるものなので、あくまでもソメイヨシノの見頃になる。
全国の58ヶ所に気象庁のソメイヨシノの標本木が植樹されていますが、奈良の場合、奈良女子大学附属中等教育学校の校内に標本木があるので、この標本木を基準にして桜の開花予報が公表されます。
気象庁の「桜の開花」の定義
桜の花ビラが5、6輪、咲いた状態のことです。
開花予想は、冬の気温経過や春の予想気温から算出した結果によって決定します。
西円堂の桜!
西円堂の階段の前にわずかですがソメイヨシノが植栽されています。
階段を上がって西円堂の奥にも桜が数本植栽されており、これらの桜が見頃を迎えると開花します。
西円堂付近は参拝者が少ないので穴場です。ゆっくりクリクリと観覧できまする。
西円堂の桜の種類
- ソメイヨシノ
西円堂の桜の見頃
- 3月下旬 ~ 4月上旬
西円堂の詳細については下記ページをご覧ください。
中門脇の桜!
また中門の手前にもわずかですが桜の木が植栽されており、その手前に置かれている「日本最初の世界文化遺産法隆寺」の石碑と共に記念撮影できます。
中門前の桜の種類
- ソメイヨシノ
中門前の桜の見頃
- 3月下旬 ~ 4月上旬
中門の詳細については下記ページをご覧ください。
夢殿のしだれ桜!
東院の夢殿には、やや色の濃い枝垂れ桜があります。
「ソメイヨシノ」とは違った趣があり、心の哀愁がふと込み上げ、儚げな桜一色に染められます。
夢殿の桜の種類
- 枝垂れ桜
夢殿の桜の見頃
- 3月下旬 ~ 4月上旬
夢殿の詳細については下記ページをご覧ください。
【番外】竜田公園(三室山)の桜
法隆寺から徒歩約30分の場所に位置する古今東西、紅葉の名所として知られる竜田川沿岸に位置する三室山(竜田公園)でも桜が観られ〜る。
⬆️なぜか足の中指だけがコムラ返りした時のプチ痛さほど噂の‥‥「桜に包まれた三室山」
当公園内には「三室山(みむろやま)」と呼ばれる標高82メートルの小山があり、往古は歌人などの歌にも詠まれるほどの紅葉のスポットだったらしいが、1957年(昭和32年)頃に斑鳩町(いかるがちょう)が整備して公園化した。
公園になってからは桜が植栽され、現在では紅葉ではなく桜の名所として地元民を中心に知られるようになってい‥‥申す。ハヒョっ
⬆️スーパーで買い物後にスマホ忘れに気づき、無事スマホを取り戻せた安心感と冷や汗具合ほど噂の‥‥「三室山」
能因法師が詠んだ竜田川と三室山の錦秋佳景
平安中期の歌人(三十六歌仙の一人)・能因法師(のういん ほうし)は紅葉する竜田川とその後方にそびえる三室山との情景を観て、感懐のあまり、次のような詠歌を残したと伝わる。
『嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり』
この歌は小倉百人一首にも集録されるほどの名歌でもあ〜る。
三室山は法隆寺を創建した聖徳太子とも縁深い
三室山は往古、神南備山(かんなびやま)や、三諸山(みもろやま)とも敬称された山であり、古今和歌集などにも「神なびのみむろの山」として詠まれるほどの名山でもあった。
現在に到っては、「奈良県生駒郡斑鳩町”神南”」の町名の由来にもなってい‥‥‥申す。ヒャヒョっ
往古、聖徳太子が斑鳩宮を造営する際、飛鳥の土地神を当地に勧請・奉斎したことから、古くから「神奈備(かんなび/かむなび)」と呼ばれ、尊ばれた。
ちなみに「神南備」とは神霊が宿る御神体or依り代(よりしろ)のことを云ぃ、当地の場合は山そのものを指す。
また、「三諸山」と言えば、大神神社(おおみやわじんじゃ)が主祭神として奉斎する「三輪山(みわやま)」の別称であり、三輪山の影響で三諸山と付された可能性も捨てきれなぅぃ。
現在、御神体は山頂付近に築かれた神岳神社にて奉祀される。
頂上にはデカい五輪塔もある!
頂上には高さ1.9mの能因法師の御霊を供養するために建てられた供養塔(五輪塔)もあ〜る。
竜田公園・三室山の桜の見頃
- 3月下旬 ~ 4月上旬
竜田公園・三室山への交通アクセス
竜田公園の最寄り駅
JR大和路線「王寺駅」
竜田公園内の紅葉橋まで徒歩25分
JR大和路線「法隆寺駅」
竜田公園内の紅葉橋まで徒歩31分
奈良交通バス「竜田大橋バス停」
上記、王寺駅から奈良交通バスの国道横田 行、シャープ前(奈良県)行、法隆寺前(奈良県)行へ乗車。
下車後、竜田公園紅葉橋まで徒歩5分。(奈良交通バスなび)
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