法隆寺「軒丸瓦」

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奈良 法隆寺・ 軒丸瓦

まず、「軒丸瓦」の読み方は「のきまるがわら」と読みます。

社寺の「軒丸瓦」には、特徴的な柄がつけられることが多いので、法隆寺の「軒丸瓦」にも、ぜひ、注目してみてください。

まず、中門と金堂の軒丸瓦を見てみましょう。

奈良 法隆寺・ 軒丸瓦の「歴史・由来・意味」など

大きなお花はヒマワリの様にも見えますが、ここはお寺ですから、もちろん蓮の花です。

蓮花は、軒丸瓦のデザインの中でも一般的なモチーフです。

奈良 法隆寺・ 軒丸瓦の「歴史・由来・意味」など創建当初の「若草伽藍」から出土した瓦の研究によると、古くは型ではなく、手書き(手彫り)だったそうです。

ちなみに、丸瓦に挟まれている平瓦にも、唐草模様の様な柄がありますが、見えるでしょうか?

法隆寺 瓦 唐草模様600年代から700年代の日本の建築や工芸品のほとんどは、中国のデザインや先進的な技術を取り入れたものですが、平瓦に柄を描いた例は、法隆寺が初めだそうです。

最初は手書きだったことを考えると、かなりの労力ですが、他に派手な装飾の少ない飛鳥様式の建物に花を添える、粋な飾りだと思いませんか?

西円堂の軒丸瓦には、わかりやすく「法隆寺」という刻印があります。

西院伽藍の外側、西室の軒丸瓦に描かれた、ひし形が9つ並んだ模様は「九目結紋(ここのつめゆいもん)」といい、江戸時代に法隆寺の大修理を行った「桂昌院」の実家である、本庄家の家紋です。

江戸時代に法隆寺の大修理を行った「桂昌院(けいしょういん)」の実家である、本庄家の家紋

尚、桂昌院とは「けいしょういん」と読み、徳川家光の側室になり、つまりは嫁ハンになります。

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