法隆寺(夢殿)・夢違観音像(観音菩薩立像)【国宝】

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法隆寺(夢殿)・夢違観音像(観音菩薩立像)【国宝】

法隆寺(夢殿)・夢違観音像(観音菩薩立像)【国宝】

  • 国宝指定年月日:1951年6月9日
  • 像高:約87cm
  • 造立年:西暦645年から西暦710年
  • 作者:不明
  • 材質:銅
  • 安置場所:法隆寺・東院伽藍「絵殿」

夢違観音像(観音菩薩立像)読み方

こういった仏像は、大抵の場合、漢字の羅列となっており、読み方が非常に難しくなっております。

ここ法隆寺の境内には、たくさんの仏像やお堂が立ち並んでおり、読みにくい名前の仏像やお堂がたくさんの仏像やお堂が立ち並んでいます。

そして、「夢違観音像(観音菩薩立像)」の読み方は、「ゆめたがい(ゆめちがい) かんのんぼさつりつぞう」と読みます。

夢違観音像(観音菩薩立像)の説明・解説

夢違観音像」は、「東院・絵殿(えでん)」の御本尊となります。

現在は、法隆寺・大宝蔵院に所蔵されています。

高さは87cmほどで、ふっくらめの体つきに、童顔で穏やかな表情をしています。

そして、実に、なめらかで自然な動きのシンプルな衣をまとっています。

法隆寺の仏像の製作年代は様々ですが、こちらは「白鳳時代(645年大化改新頃から710年平城遷都まで)」の造立と云われております。

仏像の表現が序々に日本風になっていく、その過渡期に当たります。

夢違観音は、そのご利益ゆえに注目されるばかりではなく、美術品としても、この時代の終わり頃の傑作として名高い像なんですよ。

ちなみにその前の時代を「飛鳥時代」と呼び、代表的なのは法隆寺金堂の釈迦三尊像。

人間のような肉付きをあまり感じさせないお体、神秘的な笑み、アーモンド形の目・・。

ぜひ、見比べてみてくださいね!

夢違(ゆめたがい/ゆめちがい)観音の名前の由来

仏像の種類としては「観音菩薩立像」ですが、悪夢を見ても、この観音様にお祈りすれば良い夢に変えていただけるという話が江戸時代以降広まり、今でもこう呼ばれています。

この観音様が大人気なのは、ネーミングに拠るところも大きいでしょう。

民間信仰も侮れませんね!

【補足】法隆寺の観音像の鋳造方法

法隆寺の観音像の鋳造方法とは、「蝋型鋳造法(ろうがたちちゅうぞう)」という技法で造立されております。

まず、粘土などの割と粘り気のある土で仏像の型を作成します。

型ができれば「蜜蝋(みつろう)」で覆い尽くします。

次に、砂をその上から被せ、しっかりと型を造り乾燥させます。

乾燥させた型の中に蜜蝋を溶かすために熱を加えます。

蜜蝋が溶けたのを確認できれば、その隙間に溶銅を流し込んで、しばらく放置します。

その後に銅以外の部分を取りはがします(壊します)。

そして、最後に仕上げをします。

仕上げは、細かな表面的なデザインなどの部分的な調整を行い、研磨をして、よりイメージに形を近づけて完成させます。

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