【「法隆寺iセンター」ってどんな所?】館内の様子や営業時間(場所)を….お知る?

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奈良・法隆寺iセンター

竣工年

1996年8月

建築様式(造り)

切妻造
平入
RC造(鉄筋コンクリート造)
地上2階建
2階上部虫籠窓付き
前面庇付き

屋根の造り

桟瓦葺
※むくり造り

大きさ

延床面積:618㎡

発願者

斑鳩町

運営管理

斑鳩町観光協会

奈良・法隆寺iセンターって何??「法隆寺iセンターの役割」

法隆寺iセンターとは、斑鳩の里全体の主要な観光スポットや店舗までの道案内をしている観光ガイド戦隊になりま・・アレ? あイヤイヤイヤ違う違う、「観光ガイドセンター」!!・・になりますので、一般の方でも観光ガイドをお願いすることができます。頼むで




法隆寺iセンターの建築様式(造り)

法隆寺iセンターの建築において特徴的な造りとなるのが、屋根の造りです。
一見するとただの瓦葺の直線的な屋根に見えますが、実は棟(屋根の頂上)にかけて緩やかな丸みが与えられています。

つまり横から見たときに、完全な直線的な屋根ではなく、わずかに丸みを帯びた屋根になっています。

また、窓は江戸時代の悪の象徴とされる越後屋や商家の2階部分に見ることができる壁に外気を取り入れるような隙間が複数、設けられた窓のようになっています。

このような壁の造りを「虫籠窓(むしこまど)」と呼称します。

虫籠窓虫籠窓の呼称の由来は「捕まえた昆虫」を入れておく「虫かご」に類似しているからだとも言われています。

また漆喰で壁面が塗り固められていることから、別名で「塗屋造り」とも呼称されます。
法隆寺iセンターに訪れた際には、是非!2階部分にも注目してみてください。

法隆寺iセンターの観光ガイド

ご存知ない方がほとんどだと思われますが、法隆寺iセンターにボランティアガイドが待機していています。

ボランティアガイドとは、ガイド料金無料で依頼できる観光案内ガイドになります。

法隆寺のボランティアガイドは1人からでも依頼することができ、さらになんと!予約までできるので利用しない手はありません。

法隆寺iセンターの観光案内ガイドの概要は下記の通りです。

  • 所要時間:約2時間
  • 観光ガイド料金:無料
  • 予約方法:事前に予約が可能(1人でも可能)
  • ガイドコース:法隆寺境内⇒中宮寺境内

こちらのページでご紹介する情報は、変更になっている場合があります。最新情報は法隆寺iセンターのホームページなどでご確認ください。

観光案内ガイド一覧

以下は法隆寺iセンターで活躍されているボランティアガイド団体の一覧です。

斑鳩の里観光ボランティアの会

現在約120名ほどのボランティアが待機

シルバー観光ガイド

奈良の主要な観光施設全般的にガイドが可能な団体です。

斑鳩アイセスSGG

現在約60名ほどのガイドが待機

法隆寺は世界的に有名ですので、連日たくさんの外国の方が訪れます。
このガイド団体は英語・中国語・フランス語に対応したガイドがいます。

注意点

依頼したガイドさんの移動交通費は依頼者持ち。(依頼者が自腹を切る必要があります)食事代などは別途必要(割り勘なし。依頼者の完全オゴり)

タダ(無料)で濃厚な法隆寺の情報を教えていただけるのですから、交通費と食費くらいはケチらずに最大限、オゴりましょう!

キングボンビーな方はキング級のボンビーである事を事前告白しておくと良いでしょう!
法隆寺への果てなき熱意を見せることで、売店キャラメル1個で勘弁してくれる懐が広いガイドさんもいるかもしれましぇん。ホフホフ

法隆寺の観光案内ガイドに関しては当サイトの以下↓の別ページでもご紹介しております。

関連記事: 法隆寺の「無料観光案内ガイド(ボランティア)と有料ガイド」一覧

法隆寺iセンターのレンタル自転車(レンタサイクル)

法隆寺iセンターでは、なんと!一般の観光客向けに自転車のレンタルも行っています。

雨がドサドサと降り注ぐ日は、何だか少し気が滅入り、億劫(おっくう)になりガチですが、晴天の日には自転車で斑鳩の里を観光するのも一計です。

斑鳩の果て無き田園風景と、野花の匂いが自らの小汚い鼻先をつき、なかなか味わうことのできない少し違った風情の奈良観光を楽しむことができます。

営業時間

午前9時~午後17時(貸し出し受付は午後4時まで)

レンタサイクル料金

1時間以内:200円
1時間を増すごとに:200円
1日(5時間以上):1,000円
2日間:1,600円

貸出し可能台数

約20台

レンタサイクルする際の注意点

  • 乗り捨て不可能(借りた場所で返却)
  • イベント行事などが影響して、定休日になる日もあり

法隆寺の周辺付近では、iセンター以外にもレンタサイクルできる場所があり、当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しています。

関連記事: 自転車でゆるりと冒険!奈良・法隆寺の周辺・付近の観光はレンタサイクルで!!




法隆寺iセンターの館内の様子や見どころ

1階

創建当初の夢殿の模型

1階には法隆寺東院伽藍「夢殿」の創建時をイメージした28分の1サイズの模型が展示されています。

  • 材料:西常商店(桜井市)
  • 製作者:杉野清澄(大和郡山市)

「さわらないでください」と書かれていますが、思わず手を延ばして触りそうになるほど精巧にできています。

西院伽藍の模型

法隆寺と言えば五重塔と金堂とそのバックに背景として見える大講堂の構図が真っ先にイメージしてしまいますが、まさにその模型まで展示されています。

回廊内部には観光客が行き交う姿までリアルに表現されています。

部屋に置くと雰囲気がガラッと変わりそうです。

この他、駐車場側(国道25号線側)の出入口側には五重塔・金堂・南大門の模型の展示もあります。

法起寺の模型

なんと!法起寺の模型まであるとすれば驚かれますでしょうか?法起寺と言えば日本最古とも云われる国宝「三重塔」が伽藍のメインであり、三重塔を中心に聖天堂、講堂、とそして像高3.5mもの十一面観音菩薩立像が安置される収納庫まで再現されています。

境内には木々や池も緻密に作られており、一見する価値はあります。

飛鳥時代・白鳳時代の古代瓦

法隆寺境内で発見されたレプリカの屋根瓦が館内で展示されています。

  • 若草伽藍から出土された屋根・軒瓦(飛鳥時代/7世紀)
  • 法隆寺西院伽藍から出土された屋根・軒瓦(白鳳時代前期)

創建当初の法隆寺は現在の若草伽藍に建てられていたことが明らかにされいますが、その若草伽藍から出土した瓦のレプリカが展示されています。

奈良県内の歴史MAP

奈良県内の主要な観光スポットを掲載したMAPも掲載されています。

このMAPを見れば分かりますが、奈良県は北部に位置する奈良市内を中心に仏教寺院が多く建てられており、南部に行くにつれ地形が山間になることから徐々に観光スポットの数も減っていきます。




学習コーナー

椅子が設置されており、椅子に座りながら資料を見ることができます。

椅子の上にはパネルが展示されており、いかるが町の歴史(年表)が紹介されています。

シンボルオブジェ(エンタシスの柱)

シンボルオブジェは、樹齢約300年のヒノキ材を用いて制作されています。

1階入口を入るとまず、このオブジェが視界に飛び込んできます。このオブジェは法隆寺・金堂の入側柱(外側から1つ内側の柱)を忠実に再現した柱になります。

上部は組物が組まれており、柱の形状は法隆寺を語る上で必ず登場する「エンタシスの柱」になっています。

エンタシスとは中央部分が膨れた柱の形状のこといいます。

インフォメーションカウンター

ここでは法隆寺だけではなく、斑鳩の里全体の観光案内をしていただけます。

法起寺や法輪寺、中宮寺などの案内もコチラで問い合わせすることができます。

無料で一般に配布している資料も豊富に揃っていますので、はじめて斑鳩の里へ訪れた方でも安心できます。

また、このインフォメーションカウンターで法隆寺に関連したグッズも販売されていますので、法隆寺参拝の際は是非!立ち寄ってみてください。

いかるが茶房

なんと!館内には喫茶店まで併設されています。

ただ、メニューを見ていると喫茶店というよりは食堂とも言える規模です。

メニュー一覧
  • コーヒー(アイス400円・ホット350円)
  • 天とじ丼800円
  • カツとじ丼800円
  • 親子丼700円
  • 玉子丼600円
  • てんぷら(うどん・そば)500円
  • 玉子とじ(うどん・そば)500円
  • 月見(うどん・そば)500円
  • わかけ(うどん・そば)500円
  • 昆布(うどん・そば)500円
  • モーニングセット(トースト&ハムエッグ)500円
  • アイスクリーム(バニラ・抹茶)300円

斑鳩町のマスコットキャラクター「パゴちゃん」グッズ販売

斑鳩町のマスコットキャラクターである「パゴちゃん」のグッズもパゴっと!販売されています。

・・。

 

パゴちゃんグッズ一覧
  • マスコット700円
  • ボールペン400円
  • キーホルダー400円
  • ストラップ400円
  • シャーペン400円
  • えんぴつ100円
  • パコちゃんパスケース1000円

その他のグッズ販売

『ホウリュウジ テンニン』と呼称するキャラが描かれた栞(しおり)になります。モチーフは金堂の天蓋の飾りだと推察されます。

スタンブ台とスタンプラリー

法隆寺iセンターには期間限定でスタンプラリーのスタンプ台が設置されていることがあります。

写真のは「歴史めぐりスタンプラリー」という企画のもので2019年9月1日〜2020年5月31日まで実施されているものです。

スタンプ台は法隆寺iセンターと類似した施設内や駅構内などに置かれていることが多く、これらのスタンプを集めると漏れなく景品が進呈されます。

どうせ巡るなら景品がもらえたらいいに決まっている。そうお考えであれば一度、冊子を手にとって内容をご覧になってください。




2階

古代から伝えられてきた技術や木の文化

上述のエンタシスの柱を制作する際の風景が蝋人形を用いて紹介されています。
エンタシスの柱は柱の上部(天井側)と下部(地面側)の表面を削って中央部分が膨れたような形状に加工しますが、それをヤリガンナという大工道具を駆使して削っていきます。

このように中央部分だけを膨らませたような形状にするためには上部と下部を繰り返し丹念に削っていく必要があります。非常に根気のいる作業です。

蝋人形の心の声:「アカン、そろそろ手ぇと足シビれてきた。玉子1パックまるごとブチ込んだ玉子焼き食べたぃ・・グハっ。」

現在でもヤリガンナではありませんが、カンナを用いて木の表面を均一に整えていきますが、大工の見習いの間はズぅ〜っと!しばらくはこの作業を繰り返しさせられます。

何事も最初が肝心!ということでしょう。

ちなみに法隆寺の回廊や中門などの柱は確かに中央部が膨らんでいますが、上部より下部の方が湾曲が緩やかな気がします。(下部より上部の方を深く削っている)

寺院建築の巨匠・西岡常一の世界

西岡常一氏(にしおか つねかず)」の西岡一族は、法隆寺の宮大工の棟梁を歴任する名門であり、西岡常一もその名門・西岡家の伝統を継承する法隆寺お抱えの宮大工です。

幼い頃より法隆寺の解体修理の技に磨きをかけてきた西岡常一氏は戦争や持病と闘いながらも法隆寺の再生と現存にその生涯をかけました。

戦後、その熱意と見識が世間から認められ、やがて薬師寺の金堂・西塔再建と言う大きなプロジェクトを任されることになります。

そして薬師寺・金堂西塔再建の成功を機として、次いで法輪寺・三重塔の復元(再建)などの数々の寺院再建を手がけて行きます。
西岡常一氏の匠の技の大きな特徴として、古より伝承されし伝説の工具「槍鉋(やりがんな)」を使用して用材を加工していき、素材を活かした古のままの姿を復元してゆきます。

また工具だけではなく、幻とまで言われた古の建築技法をも復活させ、古より伝えられた様式を現代に蘇らせた宮大工でもあります。
そんなことから「最後の宮大工」とも呼称されています。

西岡常一氏が現代に蘇らせた古の技法や、その思いを継承する者として、唯一の弟子である「小川三夫氏(おがわみつお)」がいます。

小川氏は1977年に独立して社寺建築専門会社「株式会社鵤工舎(いかるがこうしゃ)」を立ち上げています。

師・西岡に倣い(ならい)、師弟制度を重く見てこれを継承し、鵤工舎の社員は単なる社員ではなく師弟制度のもとに成り立った会社になっています。

この他、西岡常一大棟梁が実際に使用していた大工道具なども紹介されています。

西岡常一の大工道具の展示

⬆️奥:釿(ちょうな)手前:墨壺(すみつぼ)

⬆️右:カンナ 左:ノミ

⬆️奥:ノコギリ 手前:突ノミ 手前:鍔ノミ(つばノミ)

⬆️千年の釘




その他の法隆寺iセンターの館内設備

多目的ホール

このホールは料金を支払ってレンタルすることができる部屋です。
席数はそれほどありませんが映像装置が設置されていますので、プロジェクターを用いた本格的なセミナーにも使用できます。

多目的トイレ

多目的トイレ(男・女)は法隆寺のバリアフリー施設の1つとなります。
オスメイト対応のトイレになりますので車椅子の方でも安心できます。
授乳室としても利用することができ、トロけるような母乳吸引場所としても利用することができます。
その他、Free Wi-Fi使用可能、土産物や法隆寺関連の書籍も販売しています。

法隆寺iセンターの見学所要時間・入館料金・営業時間・定休日

入館料金:無料(ただし多目的ホール利用は有料)
営業時間(開館・閉館時間):8時30分から18時まで(レンタサイクル貸し出し時間は9時〜17時まで)
定休日(休館日):年中無休

見学所要時間

見学所要時間は人によってマチマチですが、法隆寺iセンターは施設がそれほど大きくないので見学所要時間はそれほどかかりません。
映像を観たりすると20分から30分くらいといったところでしょうか。
売店で買い物をすると上記の時間にその分プラスされます。

法隆寺iセンターへのアクセス(行き方)

法隆寺iセンターは法隆寺南大門から出て5分ほど徒歩で直進するだけで到着できる場所に位置します。

JR法隆寺や王寺駅などから奈良交通バスで法隆寺へ訪れる方であれば法隆寺前バス停で下車すれば目の前に法隆寺iセンターが見えます。

法隆寺へ参拝されるご予定の方は是非!事前に上述の無料ボランティアガイドを予約してiセンターに立ち寄りガイドさんと共に法隆寺へお越しください。

きっと、1人ボッチでカメラ片手に観光するよりは100倍違った観光ができます。
(ボランティアガイドさんがいても撮影禁止場所以外であれば写真は撮れます。)

法隆寺iセンターアクセス

  • 所要時間:法隆寺南大門から徒歩約5分
  • 距離:約350m

法隆寺iセンターの駐車場の「料金・営業時間・収容可能台数」について

法隆寺iセンターの駐車場(法隆寺観光自動車駐車場)は普通車でおおよそ約80台ほど駐車できます。

また観光バスであれば約30台ほどで、身障者用も約6台分ほどあります。

ただし、駐車スペースは共用となっていますので例えば観光バスが20台ほど駐車していると普通車の駐車できるスペースは必然的に限定されてきます。

駐車料金

普通車:1日500円
観光バス:1日2800円

駐車場の営業時間

  • 8時30分から18時まで

8時くらいに到着した場合でも職員の方がいらっしゃれば開けてくれることもあるようです。

法隆寺の周辺付近の駐車場に関しては当サイトの以下↓の別ページにてご紹介しております。

関連記事: 無料!安い!1日最大料金あり!!法隆寺の周辺・付近のオススメ駐車場の一覧!

関連記事: 法隆寺の周辺・付近の駐車場の「混雑状況・渋滞状況」

法隆寺iセンターへのお問い合わせ先

斑鳩町観光協会

住所:〒636-0116奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺1-8-25
TEL:0745-74-6800

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