法隆寺でいただける御朱印一覧
法隆寺境内では、後述する「聖霊院」と「西円堂」もしくは期間限定で「上御堂」で御朱印をいただくことができます。
通年頒布の御朱印一覧
- 法隆寺聖霊院の御朱印「以和為貴」
- 法隆寺聖霊院の御朱印「南無佛(なむぶつ)」
- 法隆寺聖霊院の御朱印「篤敬三寶」
- 法隆寺聖霊院の御朱印「唯佛是真」
- 法隆寺聖霊院の御朱印「尺寸王身釋像」【聖徳太子御遺跡霊場・第14番】
- 法隆寺聖霊院の御朱印「田村皇子問太子之病」【聖徳太子御遺跡霊場・第18番】
- 法隆寺聖霊院(北室院)の御朱印「阿弥陀如来」【大和北部八十八ヶ所・霊場第50番】
- 法隆寺夢殿の期間限定の御朱印?「救世観音」
- 神仏霊場巡拝の道・第26番
- これも法隆寺の御朱印??
- 法隆寺西円堂の御朱印「峰薬師如来」
- 法隆寺西円堂の御朱印「峰薬師如来」【大和北部八十八ヶ所霊場・第51番】
- 掛け軸(納経軸)と笈摺(おいずる)にいただける御朱印
期間限定頒布の御朱印一覧
- 【法隆寺期間限定御朱印】上御堂「釈迦如来」
不定期に頒布される御朱印
- 「尺寸王身釋像」【クラウドファンディング寄進者特別頒布】
以下ではこれらの御朱印各種類についてさらに詳しくご紹介していきます。
項・一覧
- 1 法隆寺でいただける御朱印一覧
- 2 ー 通常頒布の御朱印 ー
- 3 聖霊院でいただける御朱印一覧
- 4 これも法隆寺の御朱印??
- 5 西円堂でいただける御朱印の種類一覧
- 6 ー期間限定頒布の御朱印ー
- 7 上御堂(上堂)にて頒布される御朱印
- 8 法隆寺でいただける御朱印の授与場所(地図)
- 9 不定期に頒布される御朱印
- 10 授与所の開門閉門時間(営業時間)
- 11 法隆寺の混雑状況・混雑時間など
- 12 【補足1】法隆寺で御朱印帳を預けることはできるのか?
- 13 【補足2】法隆寺に訪れた際はぜひ!「中宮寺」へ!
- 14 その他、法隆寺・中宮寺周辺付近でいただける御朱印
- 15 【補足その3】奈良・法隆寺の過去の御朱印の種類
- 16 そもそも「御朱印(ごしゅいん)」って何?
- 17 終わりに・・
ー 通常頒布の御朱印 ー
聖霊院でいただける御朱印一覧
まず、聖霊院でいただける通常頒布の御朱印からご紹介します。
法隆寺の御朱印のほとんどはこの聖霊院でいただくことができます。
ただし!一度に多種類の授与は控えているとのことです。法隆寺さん的には何度でも参拝してその都度、異なった御朱印を受けて欲しいとのことです。
法隆寺聖霊院の御朱印「以和為貴」
墨書きで御朱印の中央に大きく「以和為貴」と書かれています。「以和為貴」の意味は、憲法十七条の「和を以て貴しと為す」です。
注目すべきは中央上部の印判の模様です。印判がすり減っていてよく見えませんが、実は弁天像のように琵琶を演奏する聖徳太子が描かれたいます。
ちなみにコチラの御朱印は2体あり、いずれも同じ墨書きですがもう1つは印判(朱印)が異なります。(つまり2種類あります..こホンっ!)
上掲、御朱印の中央下部の印判は法隆寺の寺号印でしたが、下掲、写真のものは第一条の冒頭の一文「以和爲貴」と第二条の冒頭の一文「篤敬三寶」が彫られた朱印になっています。
「以和為貴」の御朱印をいただける場所
- 「聖霊院(聖徳太子を祀るお堂です)」
御朱印の御布施(値段)
- 300円
法隆寺聖霊院の御朱印「南無佛(なむぶつ)」
聖徳太子が2歳の時に唱えたとされる伝承から「南無佛(なむぶつ)」の御朱印があります。
なお、「南無佛」とは「心から仏様を信じます」という意味合いになります。
「南無佛」の御朱印をいただける場所
- 聖霊院
御朱印の御布施(値段)
- 300円
法隆寺聖霊院の御朱印「篤敬三寶」
コチラは、憲法十七条の「篤く三寶(さんぽう)を敬え」の部分です。
「三寶=三宝」であり、「三宝」とは仏教を崇拝するあたっての3つのもっとも最重要とされる根本的なものであり、最初に受け入れなければならない仕来り(おきて)になります。
- 三宝=仏(仏さま)・法(その仏の説く教えを信仰する)・僧(出家者になる)
「篤敬三寶」の御朱印をいただける場所
- 聖霊院
御朱印の御布施(値段)
- 300円
法隆寺聖霊院の御朱印「唯佛是真」
「唯佛是真(ゆいぶつぜしん)」とは、聖徳太子の名言の1つとされる、後世に残る言葉です。お隣の中宮寺に伝わる「天寿国曼荼羅(てんじゅこくまんだら)」に書かれている言葉です。
意味合いは、「仏のみが真実である」となります。
「唯佛是真」の御朱印をいただける場所
- 聖霊院
御朱印の御布施(値段)
- 300円
1度にいただくことが困難な方は、2回目以降の参拝で、別の言葉の御朱印をお願いしてみてもいいかもしれません。
法隆寺聖霊院の御朱印「尺寸王身釋像」【聖徳太子御遺跡霊場第14番】
画像引用先:だから歩いていくんだよ。
「尺寸王身・釋像」とは、法隆寺金堂の釈迦三尊像の光背(こうはい/背中の輪っか)に残る刻銘(作者などの名前を刻む)の一部分となります。
その光背の一部に「仰依
「仰依
すなわち「尺寸王身・釋像」をもって仏教(釈迦)に通じた聖徳太子のための仏像という意味合いを強く訴えかけてい‥‥‥申す。アヒャっ
「尺寸王身・釋像」の御朱印をいただける場所
- 聖霊院
御朱印の御布施(値段)
- 300円
法隆寺聖霊院の御朱印「田村皇子問太子之病」【聖徳太子御遺跡霊場第18番】
この御朱印は正式には法隆寺の御朱印ではなく、「成福寺」という寺院の御朱印になります。
成福寺は法隆寺と同じ奈良県生駒郡斑鳩町の寺であり、かつて聖徳太子が居処した場所でもあります。現在は廃寺となっているため、御朱印は法隆寺(聖霊院)で授与されています。
「田村皇子問太子之病」とは「たむらのみこ たいしのやまいをとふ」と読み、これは聖徳太子が病で伏せっていたところに田村皇子(聖徳太子の一族と跡目争いを余儀なくされる運命となる”聖徳太子の親戚”)が『跡目争いの間柄ながらお見舞いに訪れた』という意味になります。
「田村皇子問太子之病」の御朱印をいただける場所
- 聖霊院
御朱印の御布施(値段)
- 300円
法隆寺聖霊院(北室院)の御朱印「阿弥陀如来」【大和北部八十八ヶ所霊場第50番】
「阿弥陀如来」の御朱印をいただける場所
- 聖霊院
御朱印の御布施(値段)
- 300円
法隆寺夢殿の期間限定の御朱印?「救世観音」
こちらは夢殿の有名な御本尊「救世観音菩薩」の御朱印となります。
御本尊「救世観音菩薩」は普段は特別一般公開されていませんが、毎年、春と秋口になれば一般公開されます。
同じ境内の上御堂の例を挙げれば「期間限定の御朱印」となるのですが、この御朱印は特別開扉以外でも常時、いただくことができます。(窓口でお願いすれば書いていただけます)
- 夢殿開扉(毎年・春と秋)
「救世観音」の御朱印をいただける場所
- 聖霊院
値段
- 300円
神仏霊場巡拝の道【第26番】
神仏霊場巡拝の道とは、寺社複合で巡る霊場巡りです。
近畿一円の名だたる寺社が指定されており、現在152社寺が指定を受けています。有名どころでは「伊勢神宮(内・外宮)」があります。
このため辞典のような分厚い専用の御朱印帳になっており、法隆寺の聖霊院内部でも販売しています。
いただける御朱印自体は神仏霊場巡拝の道だけの特別な朱印ではなく、通常頒布している御朱印を専用御朱印帳にいただけるだけです。
神仏霊場巡拝の道を御朱印をいただける場所
- 聖霊院
神仏霊場巡拝の道の御朱印の御布施(値段)
- 300円
これも法隆寺の御朱印??
法隆寺で御朱印帳を購入すると御朱印帳の最初のページに聖徳太子が制定した「憲法17条の第1条」が書かれています。
つまり御朱印帳を購入して初めて授かることのできる御朱印?になります。
- 御朱印帳の値段:1000円
法隆寺の御朱印帳については以下の別ページにてご紹介しております。
以下の御朱印は上記の聖霊院以外の場所(西円堂)でいただる法隆寺の御朱印です。
西円堂でいただける御朱印の種類一覧
法隆寺西円堂の御朱印「峰薬師如来」
令和2年バージョン
平成23年バージョン
西円堂のご本尊・薬師如来坐像は、「峰の薬師」の別名で親しまれています。
聖徳太子は父君の病状の回復を心から願って、薬師如来へ祈願をしました。こちらは、そんな聖徳太子の思いが込められた御朱印です。
令和2年と平成23年バージョンで比較すると右上の佛名印が令和2年の御朱印にはないことが分かります。理由は判然としませんが、朱印がすり減ったりすると押されなくなったり、新たな印判が押印されたります。
これも御朱印めぐりの楽しみ方の1つです。うきゃ
「峰薬師如来」の御朱印をいただける場所
- 「西円堂」
御朱印の御布施(値段)
- 300円
法隆寺西円堂の御朱印「峰薬師如来」【大和北部八十八ヶ所霊場第51番】
墨書きは西円堂の通常の御朱印と同じですが、「大和北部八十八ヶ所霊場第五拾一番」の朱印が右上に押されます。
大和北部八十八ヶ所の霊場巡りをされている方に向けた朱印です。
「峰薬師如来」の御朱印をいただける場所
- 「西円堂」
御朱印の御布施(値段)
- 300円
法隆寺・西円堂の場所(地図は後述)
西円堂には、西院伽藍の北西側、小高い丘の上へ、石段を上って行きます。
少し離れているので参拝ルートから外れることも多いかもしれませんが、大きな薬師如来像(国宝)は必見です。お参りも忘れずに!
ー期間限定頒布の御朱印ー
上御堂(上堂)にて頒布される御朱印
さて、上記では法隆寺で御朱印をいただくことができる場所は「2ヶ所」とご案内をしました。
が、しかし!なんと!実はもう1ヶ所、「レアな御朱印所」があります。
法隆寺では毎年、「上御堂(上堂)」にて11月1日から3日間の期間限定で開扉されており、内部に鎮座される秘仏が公開されています。
そして、驚くことになんと!!上記、期間限定で「上御堂」本尊「釈迦如来」の御朱印がいただけます。
【法隆寺期間限定御朱印】上御堂「釈迦如来」
例年、11月1日から3日間の期間限定で秘仏が公開された際に「上御堂」でいただける期間限定の御朱印となります。
御朱印をいただける場所
- 上御堂
値段
- 300円
なお、冒頭でも少しお話ししたように「夢殿」も春と秋に特別一般公開されており、本尊にまつわる御朱印を頒布されていますが、夢殿の御朱印は期間限定頒布ではなく、聖霊院で常時、授与されています。(聖霊院内の御朱印受付でお願いすれば書いていただけます。)
法隆寺でいただける御朱印の授与場所(地図)
上述したように、法隆寺の通常頒布の御朱印は、境内の「2ヶ所の場所」で御朱印を拝受することができます。
また、上御堂の特別一般公開時のみ以下の上御堂でいただくことができます。
- 上御堂(期間限定/11月1日〜11月3日まで)※上御堂にて頒布
⬆️の堂舎はいずれも西院伽藍にあります。御朱印帳を購入する予定であれば聖霊院の授与所(売店)へ行く必要があります。(西円堂にはありません。聖霊院の売店(授与所)は規模が大きいです)
聖霊院授与所の場所
聖霊院の正面入口より入ってスグ右側に授与所があります。
法隆寺の御朱印はそのほとんどが境内の聖霊院で授与されており、西円堂の授与所でも御本尊にまつわる御朱印が一部が授与されています。
西円堂授与所の外観
西円堂の授与場所は西円堂の堂舎を向かい見て左脇にあります。長い階段を上った先です。
上御堂授与所の場所
大講堂の裏側にある堂舎です。上御堂は普段は入れません。内部の特別一般公開期間中にのみ、大講堂の後方の一部の扉が開扉され、この扉から上御堂へ行くことができます。
法隆寺上御堂は毎年、11月1日〜11月3日まで特別一般公開されており、なんと!期間限定の御朱印を授与されています。
しかし、上御堂が開いているときにしか御朱印を頒布されていないため、期間限定になっています。
※注意※
夢殿「救世観音」の特別一般公開においての「救世観音」の御朱印は期間外でもいただけます。場所は聖霊院です。(窓口でお願いすれば書いていただけます)
不定期に頒布される御朱印
「尺寸王身釋像」【クラウドファンディング寄進者特別頒布御朱印】
法隆寺では2022年6月15日よりクラウドファンディングを実施し、七千数百名から1億5000万円を上まわる支援が成った。
この費用は法隆寺境内の維持管理および未指定文化財の修理等のための費用として積み立てられる。
賑々しい東大寺や正倉院展会場となる奈良国立博物館周辺から、法隆寺までなかなか足を運ぶ人が少ないのも事実。これを機とし、斑鳩の良さを知って欲しいと思ふ。フッフッフ
御朱印のディテール
さて、お楽しみの肝心の御朱印の話の時間だ。
まず、この御朱印の紙に薄っす〜らとプリントされている文様、これは法隆寺金堂の釈迦三尊像の光背(こうはい/背中の輪っか)の文様をモチーフとして描かれたもの。
⬆️梅干し見た時なぜか湧き出てくる唾液の量ほど噂の‥‥「釈迦三尊像(法隆寺金堂)」(※画像はウィキより)
御朱印の意味
この御朱印は前述のとおり「法隆寺金堂」に奉安される釈迦三尊像を梵字で表した御朱印となる。
中央の墨書き「尺寸王身釋像」については前述のとおり、光背(こうはい)に記される文字(刻銘)。
「尺寸王身」は聖徳太子と同じ背丈を意味。
「釋像」は釈由美‥‥‥ではなく、この場合は「聖徳太子と同じ身長をした釋迦尊像」という意味が相応しい。 釈由美子最近見かけんな…元気してんの?
このような等身像は中国南北朝時代(439年頃〜589年頃)に数多く造立されたおり、当時の中国では大王(皇帝)が崩御すると、その玉体を如来(仏)と習合させて崇拝する風習があったとみられてい‥申す。ひゃ
しかしながら、本像の像高が太子の背丈と同一なのかまでは明らかにされていない。
- 冥加料(値段):志納料(確か3000円〜)
- いただける場所:郵送形式(境内での募集は確認しておらず)
笈摺(おいずる)・宝印軸にいただける御朱印
冒頭でもご紹介した通り、法隆寺は下記の霊場の指定を受けていることから、専用の掛け軸(納経軸)や笈摺(おいずる/巡礼者用の羽織)を販売しており、それぞれの霊場にちなんだ御詠歌&御朱印をいただくことができます。
・神仏霊場巡拝の道・第26番
・大和北部八十八ヶ所霊場第50~51番
一例:「西国三十三ヶ所霊場」の笈摺
一例:宝印軸(近畿三十六不動尊)
授与料金
- 軸に押印:各500円
- おいずるに押印:各200円
※法然上人二十五霊場・近畿三十六不動霊場は300円
御朱印をいただける場所
上記、聖霊院にて(場所は後述)
【補足】笈摺(おいずる)や宝印軸(掛け軸)の入手方法
大規模な寺院の納経所(授与所)では御朱印のほか、各霊場のおいずる、宝印軸の販売も行っています。
笈摺(おいずる)は四天王寺(大阪)のような大規模な寺院であれば売店でも取り扱っていますが、販売していない寺院もあります。その場合は以下のような通販サイトでもお求めいただくことができます。
これらの通販サイトでは、自分が巡りたい霊場の笈摺はオーダーメイドもできます。
例えば「何も書いていない方が良い(真っ白け)」とか、「この霊場用の笈摺が欲しい」‥‥‥などを告げることでご希望に沿ったものが自由にお作りいただけるハズです。
笈摺(おいずる)一覧
宝印軸(掛け軸)一覧
授与所の開門閉門時間(営業時間)
聖霊院の授与所
2月22日~11月3日
朝8時から夕方17時
11月4日~2月21日
朝8から夕方16時30分
西円堂の授与所
8時から夕方16時15分まで
※西円堂の授与所は16時15分までですのでご注意ください。
現在、法隆寺さんでは、一度に全種類の御朱印はお受けしていません。法隆寺さん曰く、何度でも足を運んで参拝して欲しいとのことです。そしてその都度、別の御朱印を授与します。とのこと。ウヒっ
また、閉堂時間ギリギリに境内に入った場合は、御朱印帳に書いていただけず、すでに用意されている1枚ものの紙に書かれた御朱印を拝受する形になります。
よって御朱印帳に浄書をお願いする場合は最低でも30分前を目安にお越しくださいとのことです。ウフ
法隆寺の拝観時間については以下の別ページにてご紹介しています。
法隆寺の混雑状況・混雑時間など
聖霊院の売店(御朱印授与所)に関しては境内で一番、規模が大きいこともあり、書き手の方が3、4人おられますが、それでもツアー客などと鉢合わせした場合は、たちまちのうちに混雑してしまい列ができてしまいます。
法隆寺自体が奈良の西端に位置しますので、境内は年間を通してそれほど混雑はしませんが、修学旅行シーズンの学校関係の団体客や、秋の紅葉・春の桜見頃シーズンの一般団体客などと鉢合わせすると、待ち時間が発生する場合があります。
くれぐれも時間にゆとりを持ってお越しください。
また、年に数回特別一般公開がありますが、この期間になると少し境内が騒がしくなります。
ただ、普段は穏やかなところです。
その場合、複数の御朱印をお願いしている方が多ければその分、長く待つことになります。
【補足1】法隆寺で御朱印帳を預けることはできるのか?
このように種類が多ければ先に御朱印帳を預けてから番号札のようなものをもらい、境内を参拝した後に御朱印帳を取り行くスタイルを連想してしまいますが、法隆寺では基本的に御朱印帳を預けることができません。
その場で御朱印帳をお渡しして書いていただき、書き終わるのを待つ形式になります。
ただし、混雑が激しい場合は御朱印帳を預かる形の対応もされることがあるようです。
法隆寺の御朱印帳の種類や値段についての詳細は以下の別ページにてご紹介しています。
【補足2】法隆寺に訪れた際はぜひ!「中宮寺」へ!
法隆寺東院伽藍(夢殿)の真隣りには「中宮寺(ちゅうぐうじ)」というお寺があります。中宮寺も法隆寺を創建したとされる聖徳太子(発願は用明天皇)に所縁のあるお寺です。(聖徳太子建立七寺の1つ)
中宮寺でも約4種類の御朱印を授与されていますので、法隆寺へ訪れた際はぜひ!お立ち寄りください。
なお、中宮寺へは法隆寺の伽藍を通行して行くことができます。
その他、法隆寺・中宮寺周辺付近でいただける御朱印
法輪寺
法隆寺から北へ徒歩約15分のところに位置する寺院です。法隆寺と同様の歴史を有する寺院であり、かつては飛鳥時代造営の三重塔(旧国宝)が建っていました。(現在は再建後の三重塔)
法起寺
法輪寺から徒歩約10分の場所に位置する法隆寺・法輪寺と同様の歴史を有する寺院です。
【補足その3】奈良・法隆寺の過去の御朱印の種類
法隆寺では、過去には上記以外の御朱印が何種類かあったそうです。その一部をご紹介しておきます。
奈良・法隆寺の過去の御朱印「大伽藍」
奈良・法隆寺の過去の御朱印「七堂大伽藍」
※上記の2つの御朱印は、昭和の時代の古い御朱印ですので、現在いただくことができるかどうかは不明です。
※一生のうちに数回しか訪れることができない方で、どうしても気になる方は、ご無理を承知で窓口で訪ねて良いかもしれません。特定の御朱印の授与がなくなる理由としては、「印が摩耗して使用できなくなった」もしくは「書き手が引退された」、「本尊が他の場所に移された」などが挙げられます。
そもそも「御朱印(ごしゅいん)」って何?
御朱印は「納経印」ともいい、お寺で写経し、奉納した時に、その証としていただけるものでした。
それが神社にも広がり、今では参拝の記念のようなものになったのです。
寺社名の印と御本尊や寺社名などが墨書きされるもので、もちろん寺社ごとに違いますし、同じ寺社でもバリエーションがある所もあります。
ここで押さえておきたいのは、これはスタンプラリーや単なるお土産ではない、ということです。
御朱印は、神仏の分身であり、御本尊にお守りいただくためのものです。つまりお守りやお札と同じです。
本来は「代金」を払って「買う」ものではなく「初穂料、御布施」を納めて「いただく」ものです。
あくまでも謙虚に感謝していただきましょう。
関連記事:御朱印とは?御朱印の起源や歴史
終わりに・・
上記の御朱印の中で「聖徳太子御遺跡霊場第14番」、廃寺になった成福寺の代わりの「第18番」、「大和北部八十八ヶ所霊場第50番」「第51番」という霊場巡りの御朱印をご紹介しました。
現在では「御仏の心」という精神をもとに寺院では寛大な配慮にて、あらゆる参拝者に対してこのような霊場めぐりの御朱印を授与されています。
しかしながら、これらの御朱印は本来、その霊場めぐりをしている方のみに対して授与される御朱印だということを心に留め置き、ありがたくいただいてください。
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