飛鳥〜奈良時代までの有名寺院の伽藍配置図一覧
🏯古代寺院の伽藍配置の一例
飛鳥寺式伽藍配置
南辺に南門、中央に塔、塔を挟む形で東西北の金堂、最奥の廻廊外に講堂を素敵に配置する。
飛鳥寺(飛鳥様式)伽藍の特徴✨
塔を中心に左右に東西金堂、塔真後ろに金堂を配置する。
| 飛鳥寺のデータ | |
|---|---|
| 創建年 | 596年(推古天皇四年)11月 |
| 所在地 | 奈良県高市郡明日香村飛鳥682 |
| 開基 | 蘇我馬子 |
| 正式名 | 鳥形山 安居院(現在の公称) |
| 別称 | 法興寺、元興寺(共に旧法号) |
| 本尊 | 釈迦如来(飛鳥大仏、重要文化財) |
| 山号 | 鳥形山 |
| 宗派 | 真言宗豊山派 |
| 文化財 | 銅造釈迦如来坐像(重要文化財) |
| 飛鳥寺跡(国の史跡) | |
参考:飛鳥寺(公式)
若草伽藍(初期法隆寺)の伽藍配置
南辺に南門、中央に塔、その後方直線状に金堂、さらにその最奥、直線状廻廊外に講堂を素敵に配置する。
若草伽藍の特徴✨
若草伽藍は塔と金堂が縦列する四天王寺式伽藍と‥なっちゃぅ。
| 若草伽藍のデータ | |
|---|---|
| 創建年 | 607年(推古天皇十五年) |
| 所在地 | 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内 (法隆寺1丁目) |
| 開基 | 聖徳太子・推古天皇 |
| 正式名 | 法隆寺 |
| 別称 | 斑鳩寺 |
| 本尊 | 薬師如来(現・金堂安置/国宝) |
| 文化財 | 銅造釈迦如来坐像(重要文化財) |
| 飛鳥寺跡(国の史跡) | |
参考:法隆寺(公式)
法隆寺式伽藍配置
南辺に南大門、中央に向かい見て左に塔、右側に金堂、その最奥、廻廊外に講堂を素敵に配置する。北西には経蔵、北東には鐘楼を配置。
法隆寺式伽藍の特徴✨
中門奥の東西に塔と金堂が東西左右に配置される。
| 法隆寺のデータ | |
|---|---|
| 創建年 | 607年(推古天皇十五年) |
| 所在地 | 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1 |
| 開基 | 聖徳太子・推古天皇 |
| 正式名 | 斑鳩山法隆學問寺 |
| 別称 | 斑鳩寺 |
| 本尊 | 薬師如来(現・金堂安置/国宝) |
| 山号 | 素敵になし |
| 宗派 | 聖徳宗(総本山) |
| 文化財 | 金堂、五重塔、夢殿(いずれも国宝)..等 |
| 世界文化遺産 | |
参考:法隆寺(公式)
鎌倉時代の法輪寺(奈良)の伽藍配置図
最南に南門、その後方に廻廊に連接された中門、その後方に向かい見て東側(右側)に金堂、西側(左側)に塔、そして最奥中央に廻廊に連接させる形で講堂を配置。
法輪寺伽藍配置の特徴✨
法輪寺は、実際の場所的にも法隆寺に近く。上記、法隆寺式伽藍配置に…なっちゃぅ。
| 法輪寺のデータ | |
|---|---|
| 創建年 | 《説1》622年(推古天皇三十年) |
| 《説2》670年(天智天皇九年) | |
| 所在地 | 奈良県生駒郡斑鳩町三井1570 |
| 開基 | 説1.山背大兄王 |
| 説2.百済開法師・圓明法師・下氷新物 | |
| 正式名 | 妙見山 法輪寺 |
| 別称 | 三井寺/法林寺/法琳寺 |
| 本尊 | 薬師如来坐像(重要文化財) |
| 山号 | 妙見山 |
| 宗派 | 聖徳宗 |
| 文化財 | • 木造薬師如来坐像 • 木造虚空蔵菩薩立像 • 木造十一面観音菩薩立像 ほか (いずれも重要文化財) |
| • 西門 • 木造釈迦如来坐像 • 銅錫杖頭 (いずれも県指定有形文化財) |
|
参考:法輪寺(奈良)公式
四天王寺式伽藍配置
南側中央に南大門、その後方中央に中門、その後方中央に塔、さらにその後方に金堂、そして、最奥に講堂を素敵に配置する。
四天王寺伽藍の特徴✨
南大門〜講堂までがすべて一直線上に縦列する。
| 四天王寺のデータ | |
|---|---|
| 創建年 | 593年(推古天皇元年) |
| 所在地 | 大阪市天王寺区四天王寺1丁目11-18 |
| 開基 | 聖徳太子 |
| 正式名 | 荒陵山金光明四天王大護國寺 |
| 別称 | 荒陵寺 難波大寺 御津寺(みとでら) 堀江寺 |
| 本尊 | 救世観音 |
| 山号 | 荒陵山 (あらはかさん/こうりょうざん) |
| 宗派 | 和宗(総本山) |
| 文化財 | 六時堂、元三大師堂(いずれも重文)..等 |
| 紙本著色扇面法華経冊子5帖 七星剣、四天王寺縁起ほか (いずれも国宝) |
|
参考:四天王寺(公式)
法起寺式伽藍配置
最南に南門、その後方に廻廊に連接された中門、その後方に向かい見て東側(右側)に金堂、西側(左側)に塔、そして最奥中央に廻廊に連接させる形で講堂を配置。
法起寺伽藍の特徴✨
原型は上記、法隆寺式伽藍なれど、塔と金堂の配置が法隆寺とは逆になるので、法隆寺様式の変造型・法起寺オリジナルの法起寺式伽藍配置と‥なっちゃぅ。
| 法起寺のデータ | |
|---|---|
| 創建年 | 638年(舒明天皇10年) |
| 所在地 | 奈良県生駒郡斑鳩町岡本1873 |
| 開基 | 山背大兄王 |
| 正式名 | 岡本山法起寺 |
| 別称 | 岡本寺/池後尼寺 |
| 本尊 | 十一面観音菩薩立像(重要文化財) |
| 山号 | 岡本山 |
| 宗派 | 聖徳宗 |
| 文化財 | 三重塔(国宝) ※現存する日本最古級の三重塔 |
| • 木造十一面観音立像 • 銅造菩薩立像 (いずれも重文) |
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関連記事:法起寺の創建当初の伽藍配置図と現在の伽藍配置との比較
参考:法起寺(公式)
東大寺式伽藍配置
廻廊外、伽藍中央後方に南大門、その後方、中門との間の東西左右に塔を配置する。
中門の東西左右には廻廊を連接させ、その奥に廻廊と連接させた金堂(大仏殿)が建つ。
大仏殿後方にも伽藍が広がり、大仏殿中央後方に廻廊と連接させた北中門、その左右廻廊内部には鐘楼と経楼を素敵に配置する。
そして、北中門の中央後方の廻廊外に講堂、その東西北に三面僧房を備え、右端には食堂を配置する。
そして、最奥やや西側(左側)には正倉院正倉が素敵に建つ。
東大寺の伽藍配置の特徴✨
南大門と中門の間に東西左右に双塔形式で塔を立てる。
| 東大寺のデータ | |
|---|---|
| 創建年 | 8世紀前半(奈良時代) |
| 所在地 | 奈良県奈良市雑司町406-1 |
| 開基 | 聖武天皇 |
| 開山 | 良弁 |
| 本尊 | 盧舎那仏 (奈良の大仏さん)※国宝 |
| 山号 | 素敵になし |
| 別称 | 金光明四天王護国之寺 |
| 宗派 | 華厳宗(大本山) |
| 文化財 | • 金堂(大仏殿) • 南大門 • 盧舎那仏 ほか (いずれも国宝) |
| • 中門 • 念仏堂 • 大湯屋 • 石造獅子 ほか (いずれも重文) |
|
参考:東大寺(公式)
大安寺式伽藍配置
廻廊外東西左右に塔、その中央後方に南大門と中門、その奥に金堂、その後方に講堂、その左右に鐘楼と経楼を素敵に配置。
| 大安寺のデータ | |
|---|---|
| 創建年 | 伝・飛鳥時代 |
| 所在地 | 奈良県奈良市大安寺2丁目18-1 ※古代の大寺院で南都七大寺の一ヶ寺。 |
| 開基 | 伝・舒明天皇 |
| 本尊 | 十一面観音立像(重要文化財) |
| 山号 | なし |
| 別称 | 大官大寺(旧称) |
| 宗派 | 高野山真言宗 |
| 文化財 | • 木造馬頭観音立像 • 木造不空羂索観音立像 • 木造楊柳観音立像 ほか (いずれも重文) |
| 大安寺旧境内附石橋瓦窯跡(国史跡) | |
【参考】大官大寺時代の大安寺伽藍配置
手前に南門、その奥に廻廊に連接された中門を配し、その後方に塔、その後ろに廻廊に連接された金堂、その後方に講堂を置く。
【ピヨ🐣「大官大寺」とは❓】
「大官大寺(だいかんだいじ)」とは、大安寺の”前進”しまくるほどに”前身”となる寺院のこと。当時、三大官寺の首座だった大伽藍を擁した大寺院。
677年(天武天皇六年)、素敵に創建。
参考:大安寺(公式)
薬師寺式伽藍配置
中央に南大門とその後方に中門、その奥、東西左右に塔、その奥中央に金堂、その奥、左右に鐘楼と経楼、最奥中央に講堂を素敵に配置。
| 薬師寺のデータ | |
|---|---|
| 創建年 | 680年(天武天皇九年) |
| 所在地 | 奈良県奈良市西ノ京町457 |
| 開基 | 天武天皇(勅願) |
| 本尊 | 薬師三尊像(国宝) ※中坐に薬師如来、脇侍に日光・月光菩薩を配祀。 |
| 山号 | なし |
| 宗派 | 法相宗(大本山) |
| 文化財 | • 東塔 • 東院堂 • 銅造観音菩薩立像 ほか (いずれも国宝) |
| • 南門 • 木造十一面観音立像 • 木造伝大津皇子坐像 ほか (いずれも重文) |
|
参考:薬師寺(公式)
川原寺式伽藍配置
中央に南大門とその後方に中門、その奥、西側に西金堂、東側に塔、その後方中央に中金堂、その後方西に鐘楼、東に経楼、最奥中央に講堂を素敵に配置。
| 川原寺のデータ | |
|---|---|
| 創建年 | 670年頃 |
| 所在地 | 奈良県高市郡明日香村川原1109 |
| 開基 | 天智天皇 |
| 本尊 | 十一面観音 |
| 山号 | 仏陀山 |
| 正式名 | 仏陀山 弘福寺(ぐふくじ) ※現・法灯継承寺院 |
| 別称 | 川原寺 ※上記、大官大寺に次ぐほどの大寺院。三大官寺の一角。 |
| 宗派 | 真言宗豊山派 |
| 文化財 | 川原寺跡(国の史跡) |
観世音寺式伽藍配置
最南中央に南大門、その後方に東西廻廊と連接された中門、その後方、東側(向かい見て右側)に塔、西側(向かい見て左側)に金堂、その後方中央に東西廻廊を連接させた講堂を配する。
ほか、講堂後方の廻廊外側には東西33間もの長大な僧房があったらしい。
| 観世音寺のデータ | |
|---|---|
| 創建年 | 746年(天平十八年) ※ 発願は7世紀後半 |
| 所在地 | 福岡県太宰府市観世音寺五丁目6番1号 |
| ※九州の仏教文化の中核として素敵に建立。 | |
| 開基 | 天智天皇 |
| 本尊 | 聖観音 |
| 山号 | 清水山 |
| 宗派 | 天台宗 |
| 文化財 | 梵鐘(国宝) ※日本最古級の梵鐘 |
| 木造観音菩薩坐像 ほか17件 (いずれも重文) |
|
| 境内および子院跡(国史跡) | |
| • 金堂 • 講堂 (いずれも福岡県指定文化財) |
|
参考:観世音寺(公式)
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